アメリカ 1型糖尿病 観察記

アメリカ在住、日本生まれ、日本育ち、1型は友だち

1型糖尿病とは 結構簡単に死ぬ病気 です

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1型/2型糖尿病と健康な人の違い*1

 

こんにちは、California sky です。名前をテキトーに決めたので、今変えようかどうしようかモゾモゾしています。

 

自由気ままにとりあえず、

1型糖尿病のアメリカ生活の記録のためにブログ始めまして5日目です。

 

この私的なブログが、

1型糖尿病 生活を苦しいと思ってる方や

自分なりに糖尿病とのつきあい方を模索していらっしゃる方とそのご家族、

医師の方、栄養師の方、、

1型/2型 糖尿病になりたての方、

もちろん糖尿病って何?って方にも、、

なにか良い方に進んだら嬉しいです。

 

と思ってとりあえず書き始めたんですが、

とはいえ、まぁ1型糖尿病を知っている人しか見ないだろうなと思って今まで病気の紹介をするのを省いていました。

 

が、ブログの趣旨を踏まえて、知ってもらいたいので、やっぱり自分の病気のことを私なりに説明しようと思います。

 

1型糖尿病って簡単に言うと、

インスリンというホルモンが出なくて、ほっとくと体に栄養が吸収されずに死んじゃう病気です。

 

ある日突然、罹ってしまうんですが、私も含め多くの一型のひとは原因不明でなってます

 

(原因追求はやめてください。遺伝でもないし、誰も悪くないのです。私でも両親のせいでもないのです。ただの原因不明です。)

 

1型糖尿病

発症率が低いのもあって、

世間的な認知度は低く、

一般的に”糖尿病”と認識されている2型糖尿病

(これも偏見と誤解に溢れた病気)

混同されてしまうと、ちょっと厄介です。

 

軽めの2型糖尿病であれば、薬なしでも自分で食事と運動で努力して制御できる?と聞いていますが (軽めの2型糖尿病ではないので、間違っていたらごめんなさい。本当にできる方はすごいと思います)

 

こちらとら何ともなりません。


ちなみに健康な人は最高血糖値が140くらいですが、私の場合、普通に450くらいになります。


下げるために、栄養を取るために、絶対的にインスリン製剤が必要なのです。


ニュースで1型糖尿病の子がインスリン製剤がなくて死んだ(親が祈祷師の妄言にすがってインスリン治療をやめさせたせい)

と痛ましい話を聞いても、あぁ、悲しいけどインスリンがなくちゃ当然そうなるね、、、、、、て感じです


また完治するのは今の医療レベルでは、ほぼほぼ無理です。

(これを知った時ショックだったなぁ...なんでなったか原因は分からないわ...治らないわ..未だに色々不思議...)

 

ただ、幸いにも付き合い方(治療法)があります。

足らないインスリンを自分で体内に入れたら良いんです。

 

でもこれ、残念ながら、量の調整がすごく難しくて、たまにうまくいくと飛び上がって喜ぶ位です。

 

どんなに難しいかというと、量を一滴でも多く入れたり少なく入れたりすると体に負担になっちゃって意識が飛んだり最悪そのまま死んじゃうくらいです*2

 

一滴のインスリン量の調整がすべてを決めるため、かなりな神経をつかいます。

 

ちなみ私の場合、一滴のインスリンで血糖値は60-70さがります。

健康な人の血糖値は80-140の範囲ですので、差が60。

この幅で血糖値をコントロールするとなると

一滴のインスリン💧がどれだけの影響があるかお分かりいただけると思います。


でコントロールのため、だいたい毎日、1日に4-6回、針を指先にさして血を出し状態をみます。*3どれくらいインスリンをいれるか自分で検討して、また違う針をお腹のあたりに刺して*4注入します。

 

そして最低月 1回は専門医に診てもらいに病院に行く必要もあります。

 

てことを毎日毎月繰り返して、結果、死ななくても経年劣化で合併症といって失明したり足が腐ったり、透析しなきゃいけなくなったり、まぁ体のあちこちに支障がでてきたり?出てこない人もいます。。

(体の全体をめぐる血の状態が悪いので、合併症じゃなくても、何かしら他の病気も抱えているのが大多数かと思うのですが、、)

 

一瞬一瞬気が抜けず、毎日毎日、毎月毎月、低血糖高血糖をくりかえして、24時間365日、一生不安とともに生きていきます。

 

想像できますでしょうか。

 

毎日4回も5回も6回も血を出すために指に針を刺して、 またインスリンの調整と食事のたびに注射器を自分の体にさす毎日。

インスリンの量を決めてもその大体がうまくいかない救いようのなさ。

5分後の低血糖(血糖値70以下)っていうか死と合併症の不安と孤独がつねにお友達です。

 

私は想像できませんでした。

 

そもそも身内に糖尿病が一人もいないので、 まずは糖尿病ってどんな病気か、

1型と2型があるって知らなかったし、

健康だった自分とずっと病気のこれからの自分との落差で

恐怖と絶望しかなかったです。

 

発症してから8年経ちますが、正直まだ慣れません。*5正直、毎日まぁまぁ辛いなって感じです。

 

特に最初は恐怖と絶望のどん底に突き落とされますが、 発症から2年ぐらいするとこんな状況に慣れてきましたので、大丈夫です。今、生きてます。

 

昔は1型糖尿病になったら、死を待つだけでした

 

それを考えると、生きてるだけで儲けもん!と思ってます

 

まぁ、人間40代になれば誰でも持病の1つや2つ持ってるもんです。なーんだ、みんな同じじゃん、私ちょっと早熟だったわね〜ウフフとか思っちゃってます。

 

自分を大事にして、病気とも周りの人ともできるだけうまく付き合って、人生を楽しく過ごしたい!

 

さてそんな病気、日本にしろアメリカにしろ、

1型生活はどこでも大変ですが、国によって治療のレベルも文化も違います。

 

アメリカは糖尿病の先進国といわれていますが、そんなアメリカ🇺🇸で実際、一型糖尿病生活ってどうなの?

ってみていただいて、

(色々教えて欲しい—-本音)

私見に溢れたブログですが、つまらない情報かなんかの参考になればと。

 

最初の記事の焼きましになったところがありますが、(実際、最初の記事を更新してましたが、途中から新しい記事に仕切り直しとしました)

最後まで読んでいただきありがとうございました😊

 

*1:出典:https://dm.medimag.jp/column/163_1.html

*2:体調悪そうな糖尿病の人見たら甘いものをすぐあげて下さい。低血糖を起こしているかもしれません。糖分を摂取しないと最悪の場合、意識不明のまま死んでしまいます

*3:血糖測定器のみの使用の場合

*4:ペン型の場合

*5:1型糖尿病でも、慣れてきてうまくコントロール出来れば、普通の人と同じように生活できるって、、簡単に言いますが、慣れてうまくコントロールって???? あなた自身が1型糖尿病24/7、ずっと高血糖低血糖もなく、うまくコントロールできて大団円で生涯を終える事ができたーって本人なら言う資格もあるかと思いますが。私が言われたら、えーと、じゃ、ま、とりあえず資格見せてもらえますかね??とか言い始めちゃうレベルの話です。。