アメリカ 1型糖尿病 観察記

アメリカ在住、日本生まれ、日本育ち、1型は友だち

(ポンプ使用)低血糖のときにベーサルを止めると、、

今回は、現在でも未来でもインスリンポンプ使用する方への記事です。

意外と低血糖時のベーサル(基礎インスリン)、侮りがたしなんです。って話です!

ご存知の通り、基礎インスリン(ベーサル)は一見地味ですが確実に影響を及ぼしている存在でありまして。

頭ではわかっていたんですが、、今まで低血糖になったときにベーサルをわざわざ止めたことはなかったんです。

ですが、最近、止めるようになりました。

正確に言うと、インスリンポンプが自動的に止めてくれるので私自身は何も操作してないのですが。

ありがたいことに、アメリカだと、CGMインスリンポンプも当たり前の生活なんですが、最近はますます進化しています。

CGM低血糖になりそうな兆候があれば、インスリンポンプが事前に勝手に判断して、ベーサルでもボーラス(追加インスリン)でもインスリン供給を自動的に停止してくれるんですね。

(これをBasal-IQ technology と呼んでるようです。)

ただ、インスリン止めると言っても、大概の場合はベーサルだけですね。低血糖になりそうなのにボーラス入れる事ってそうありませんから。

私なんかはベーサル、1時間あたり0.5単位いれているんですが、相対的にみたら少ない方だろう、なんとなく影響も少ない、みたいな先入観があって気にしてなかったんです。

でも、いざベーサルが止まったら、意外とこれが良い働きをしてくれるんです。1番嫌だった低血糖の頻度が減ったと思います。

考えてみると、私の場合、インスリン1単位で血糖値が55変わりますから、ベーサルでも0.5単位なら1時間あたり血糖値27とか28とか変わってるんですよね。

低血糖状態になりそうな血糖値70でベーサルをそのままいれておく場合、70ひく27で血糖値43です。

血糖値43なんて頭痛がして動けないし甘いもの食べなきゃいけないし最悪です。

ただベーサル止めればこんな思いしなくて済む話なのに、、なんで今まで気づいてなかったんだろう???!

私、今までボーラスで血糖値をコントロールする事に注力してたせいでベーサルを日々コントロールする、視点が抜けていたんですね。

目から鱗でした。

おかげで、最近では、
低血糖の回数が減ったばかりでなく、
低血糖になっても比較的軽めに収まって、
お腹がいっぱいなのに捕食しなきゃいけないときの捕食量を減らせて、
前より快適です。

(捕食…すごく嫌なんですよねー好きでもないものを食べなきゃいけないのが、、苦痛で。今は大概はラムネをほんの数個食べてしのいでいます。)

という事でインスリンポンプ使用の方は、
Basal IQ Technology がなくても、
CGM がなくても、
低血糖状態になりそう、または、
低血糖になってしまったら
一時的にベーサルを止めてみてはいかがでしょうか。

もちろん、血糖値が上がってきたらまたベーサルを始めてくださいね。
良い結果が得られますように!

さて、低血糖時、ベーサル止めるの当たり前だろうという方、、素晴らしい、、ぜひ他にもお知恵があれば拝借させてくださいませ。

ありがとうございました😊